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盗んで、盗んで、盗みまくれっ!その3
2006-04-06-Thu  CATEGORY: 未分類
[小説家になりたい。なろう。なれます

前回、「ドラゴンボール」のネタは、


1. 主人公は大人ではない(男でも女でもいい)。


2. 主人公には外見的に他とちがっているところがあり、かつ特殊な能力がある(悟空の場合、尻尾があることと、拳法が強いということ)。


3. 主人公の前に、何かの目的をもって旅をしている人物があらわれる。


4. 主人公はその人物とともに旅立つ。


と言いました。


こういう風に、既存のストーリーからネタを取りだすことを、むずかしい言葉で、

『ストーリーの抽象化』

といいます。


編集者出身の某作家が、自分の本のなかでも紹介していましたね。


実はこれ、民俗学で使われる手法なんです。

世界中にちらばる民話・伝承を抽象化することで、その共通点、相違点を比較検討するわけです。

ちょっと、話がそれますが、「三枚のお礼」という昔話があります。
おさつ、じゃないですよ。おふだ、です。


和尚さまにお使いを頼まれた小僧が、途中で人食いのやまんばにつかまってしまう。
しかし、和尚さまからもらっていた三枚のお札を、次々に投げて、どうにか寺まで帰ってくる。
小僧を追っかけてきたやまんばは、和尚さまの機転で退治されてしまう。


物語の概要はこんな感じです。

主人公が複数(三つという場合がもっともポピュラー)の道具――お札であったり、くし、鏡、あるいは桃の実――の力を借りて、脅威から逃れる、という構造を持つこれらの物語は、「呪的逃走譚」あるいは単に「逃走譚」と言われています。


「呪的逃走譚」型の物語は、世界中でも最も類似が多く、心理学者のユングは集合的無意識の証明だと言いました。

ユングの心理学はひとまず置いておいて、ここではみなさんに、この「呪的逃走譚」の抽象化をお目にかけます。

 
1.主人公は弱者である。


2.主人公は高位の者から、三つのアイテムを渡される。


3.主人公は異界へとまぎれこんでしまう。


4.その異界で主人公は脅威にさらされる。


5.三つのアイテムを順に使うことにより、主人公は脅威より逃れ、かつ異界からも脱出できる。


6.脅威は最終的に高位の者によって解消される。


こういう感じで、ストーリーの抽象化を行い、そこに自分なりの要素をあてはめてみれば、はい、オリジナルストーリー(というか、そのプロット)のできあがりというわけです。簡単でしょ?


では、「ドラゴンボール」のストーリーを抽象化したものをもとに、実際にやってみませう。


1. 主人公は大人ではない(男でも女でもいい)。


ということなので、ここはひとつ、女の子にしてみます。


2. 主人公には外見的に他とちがっているところがあり、かつ特殊な能力がある。


悟空の場合は尻尾でしたので、類似性を指摘されないように、こちらは頭にしてみましょう。
頭……そうだ、角。その女の子は額に小さな角が生えています。

そして、特殊能力ですが、これを考えるときは、いまの角と関連させたほうがいいですね。
悟空の場合、尻尾といい孫悟空という名前といい、猿を思いださせますし、実際、悟空は猿のようにすばしこかったですから。

その角は、怨みや未練を残したままこの世にとどまっている霊魂に反応して、うずくことにしてみます。このときついでに、時代を決めましょう。今回の場合、現代としたいところですが、あえて明治時代にしてみます。明治にとくに意味はありません。なんとなく、です。こんな程度でいいんです。


3. 主人公の前に、何かの目的をもって旅をしている人物があらわれる。


「ドラゴンボール」はブルマでしたね。では、こっちは青年にしてみましょう。絵描きの青年です。彼は僧侶でもあり、描く絵のなかに、怨念を封じ込め、浄化するという修業をしています。


4. 主人公はその人物とともに旅立つ。


怨霊に反応する角が額に生えた少女。描いた絵の中に怨霊を封じ込め、成仏させる修業をしている旅の僧侶と出会い、自分の特殊な能力を活かすために、少女はその青年僧侶と旅に出る。


とまあ、こんな感じです。


どうですか? 「ドラゴンボール」とはだいぶ離れたストーリーとなっていると思いませんか?

ならべて見せられると類似性に目がいってしまいますが、別々に示されたら、まず、「ドラゴンボー
ル」がもとだと気がつかれることはないでしょう。

よしんばきがづかれたところで平気の平左ですよ。

キャラも世界も何かもちがうストーリーなんですから。これは盗作ではありません。
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