文才? 何ですぅぅ? 文章力? 要らないです。まったく要りません。
ネタゼロ・知識ゼロ・技術ゼロからのストーリー作り……
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
王さまってえらいの?
2007-03-06-Tue  CATEGORY: 未分類
[小説家になりたい。なろう。なれます


王国だったり帝国だったり。

ファンタジー作品世界の舞台では、国家の頂点に立っているのは、国王か皇帝であることがほとんどです。

王国、帝国の一隅でのストーリーであっても、国王や皇帝の存在は、常に人々の意識のなかにはあります。

王や皇帝がトップに就いている国家の政治形態には、おおむねですが、4つのタイプがあります。


「専制」「封建制」「絶対王制」「立憲君主制」


右にいくほど新しくなっていきます。


このうち最新の「立憲君主制」を作品世界に取り上げるのは、なかなかむずかしいでしょう。
というのも、現代のイギリスやオランダのような国が舞台となってしまうからです。
ファンタジー色はとてつもなく薄くなってしまいます。

むしろ、スパイものとか、国際紛争ものに向いていると思われます。


「専制」は古代国家を舞台にしたファンタジーならば使えます。

エジプトのファラオ、ペルシアのダリウス、アレクサンダー大王、初期のローマ皇帝、秦の始皇帝など。各文明圏の初めのころの統一王朝を思いうかべればイメージがしやすいですね。


専制においては、祭政一致が大前提であり、世俗の最高権力者=宗教の最高位者である場合がほとんどです。


聖職者と一部の軍人をのぞいて、人民はすべて王や皇帝の私物です。
殺すも生かすも、足の向くまま、気の向くまま。

小説ではありませんが、「スパルタカス」「グラディエーター」という傑作映画があります。

古代専制国家を舞台とした作品を書こうと考えている人は、ぜひご覧になってください。

得るところが大きいと思いますよ。


「封建制」は前にもすこし書きましたが、国王なり皇帝なりが、自分の家臣や各地の豪族に土地の私有化を認め、その代わりに貢納と軍役を負担させるというものです。


一見すると、家臣や豪族たちが、国王や皇帝のために奉仕しているような印象を受けます。
実態は、でも、ちがうのです。
むしろ、王、皇帝は、豪族たちに私有化を認めさせられた、と考えるべきでしょう。


封建社会では、王や皇帝の権威は、あまり大きくありませんでした。
最高権力者ではなく、調停者、代表者としての側面が強かったからです。

もちろん、それなりの強さや求心力は必要でした。が、後世のように、命令は絶対、などということはありません。
王や皇帝の下知が気に入らなけりゃあ、豪族たちは「屁の突っ張りはいらんですよ」とばかりに反旗をひるがえしました。


封建社会は、王や皇帝の直下である貴族・豪族階級の力が強かったのです。


王・皇帝<貴族・豪族


↑こういうケースすらありました。


支配を受ける人民は、とても苦しい生活を強いられていました。

前にも書いたように、二重搾取が行なわれていたために。
領主たちは、自分のところに集められた年貢から王、皇帝への貢納分を分けるのでなく、人民への年貢に上乗せしてふんだくっていました。

ほかにもさまざまな税が設定され、しぼるだけしぼり取られていたわけです。
領主にとって、領民は、収奪するためだけに存在していたといってもいいでしょうね。

生かさず、殺さず――これが正しい支配の考え方でした。


民衆にしてみりゃあ、たまったもんじゃありません。
働いても働いても、暮らしは楽にならないんですから。
良心的な領主もいたりしましたが、そんなものはごくごくマイノリティです。

もし、慈悲深い領主がいて、領内に善政を布いたとします。
そうすると、うわさを聞きつけた他領の人民が、救いを求めて、大量に流れこんできてしまいます。そうなれば、元からいた領民との間で、土地や水利をめぐる争いが起きるでしょう。
さらに、逃げられた領主の怒りを買い、下手すりゃ抗争になってしまいます。

ガソリン価格ではありませんが、ひとりだけ抜けがけすることは許されず、まわりとの均質性こそが求められました。


よくあります。
まわりは悲惨なのに、そこだけ善政が行なわれ、人々が楽に暮らしているという土地。
そういうものが出てくる作品が。
なんで、大量の流民がなだれこんでこないのか? 私は不思議でなりませんでした。


行くも地獄、とどまるも地獄。
将来の夢も、未来への希望もない。
暗く、陰々滅々とした世界。
楽しいのは支配者たちばかり。

それが中世を代表する封建社会です。


その非人道的な支配体制がガラガラと崩れてしまい、その後に生まれたのが「絶対王制」です。


絶対王制は文字どおり、王の権威権力は唯一無二のものであり、これに逆らうことは許されません。土地も人民もすべて王や皇帝のものであり、貴族・豪族たちは単なる管理人でしかない。


ただし「専制」との最大のちがいは民衆の力が強い、ということです。


封建制が貴族・豪族に支えられた王、皇帝ならば、絶対王政は民衆に支えられた王、皇帝です。


「封建制」 → 「絶対王制」への変化にはキリスト教が大きく関わっています。


宗教論を展開するのはこのブログの主旨ではありません。

ですが、ファンタジー作品世界の舞台設定として、ヨーロッパ型の「王国」「帝国」がたくさん使われている以上、さわりの部分だけでも、次回、書かせていただきます。




支配者の生活をのぞいてみるなら

FC2 Blog Ranking

ネタゼロ メールマガジン

本、紹介

ミクシィ



スポンサーサイト
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
余白 Copyright © 2005 ネタゼロ・知識ゼロ・技術ゼロからのストーリー作り……. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。