文才? 何ですぅぅ? 文章力? 要らないです。まったく要りません。
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ストレートに言ってくれ
2006-09-15-Fri  CATEGORY: 未分類
[小説家になりたい。なろう。なれます

めったに来ないのですが、いま、上野、寛永寺の近くにいます。

ぐるりと見渡しても、すっかり闇の中。ここは、春には桜が美しいそうですが、なぜか、私は春の寛永寺に縁がありません。

みなさんは、どこの桜が好きですか? 私は高遠の城址公園の桜ですね。何年か前にも見にいきました。

すこし小ぶりの花も美しかったけれど、それ以上にしあわせな刻でした。

きっと、来年こそは、この寛永寺の桜の下で、あのしあわせをもう一度……



さて。

メールマガジンに載せたアドレスに、また、いくつも質問をいただきました。

そのほとんどが、これでした。


「文章力は本当に必要ないのか?」


必要ありません。まったく、ほんのすこしも、必要ありません。
私はそう確信しています。

普通の日本語が“正しく”書ければ、それでいいんです。
学校教育のレヴェルで言えば、中学1、2年生くらいでしょうか。


でも、いくら私にそう言われても、不安になるという方もいらっしゃるはずです。

そこで、ここ数回は、「文章力」なるものについて、考察をさせていただきたいと思います。


まず「文章力」とは、どういうものなんでしょうね?

私が考えるに、これは「文章による表現力」のことではないか、と。
当たり前のこと、言ってますね。


たとえば、雨が降っていたとして、その様子を、文章でもって、いかに精密に、いかに臨場感たっぷりに表現するか、ということでしょう。

でも、これは、たった一文では実現できません。ある程度の文のかたまり――文章によってはじめて可能となることです。

たった一文で雨が降っていることを表現しようとしたら、これしかないでしょ?


雨が降っていた(る)。


または、


空が泣き始めていた。


あるいは


天地の間を無数の銀の線が走っている。


上から下へ。比喩の度合いが大きくなっています。

そうなんですよ。
われわれがふつう「文章力」と呼んでいるものには、比喩のたくみさ、という要素がふくまれています。

つまり、比喩、とくに「~のような」という直喩ではなく、「彼は記憶の森から一枚の木の葉を摘み取った」というように、もってまわった言い方をする暗喩が多用されている文章に対して、われわれは、文章力がある、と錯覚する傾向があります。

はい。錯覚なんです。

比喩なんてものは、使わなきゃそれにこしたことはないし、使うなら、数ページに1箇所、ここぞ!というところに、効果的に使うのが1番良いのです。

ところが、文章力=暗喩の豊富さ、というまちがった考えがひろまっているのか、とにかく、暗喩だらけの文章、よく見かけます。

ええ、もちろん、プロの文章でですよ。

彼らは、すでにプロとしての実績をもっていますから、それでも何とかなっていきます。
しかし、これからデビューを目指すみなさんが同じことをやると、まず、数ページ読んだあたりで、原稿閉じられてしまいます。

暗喩などというものは、1度も使わなくてもいいんです。そんなものが文章力なら、ほんっっっとうに必要ありません。



雨が降っていた。
春には満開の桜に包まれる上野の寛永寺も、いまは九月の闇のなかに沈んでいる。
境内を行き交う人の姿は、当然、なかった。聞こえるのは、自分の息だけだ。
ふいに、どこかで、からすの声がした。こんな夜中なのに。
ふと背筋が寒くなったのは、トレーナー1枚の薄着のせいばかりではない。



こんな感じです。ダサイですか? 洗練されていませんか?

でも、小説のための、物語るための文章は、このくらいでいいと、私は思います。


次回、文章から引いていくもの、についてお話させていただきます。



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コメント

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ありがとうございます
コメントさばよし | URL | 2006-09-16-Sat 01:42 [EDIT]
では、どこかの出版社の寄稿家交流会でお会いするかもしれませんね。

楽しみにしています。

拙ブログがすこしでもお役に立てたのなら、うれしいです。
メルマガ登録完了っっっ!
コメントガガガがっくん | URL | 2006-09-15-Fri 19:41 [EDIT]
 もぅ、、、すごいっすww参考になることばっかり書いてくださって@@
 これからもばしばしよろしくお願いします@@
 もし売れっ子作家になったら、
 「ネタゼロ・知識ゼロ・技術ゼロから小説家になるには……というブログの お蔭ですっ!」って言いますね[[藁
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