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食っていけるのか?
2007-03-02-Fri  CATEGORY: 未分類


[小説家になりたい。なろう。なれます


皇帝、王、公侯伯子男。

ファンタジー作品に登場する権力者は、だいたいこんなところが相場ですね。

国の形態も、帝国だったり王国だったり、たまに自由都市とか。

まあ、要するに、ファンタジー作品の舞台、世界は、99.9パーセントが封建社会だということです。

権力者がより高位の権力者に土地の私有化を認めてもらう。認めてもらったほうは、その代償に、貢納と軍役を負う。

きわめて教科書的かつアバウトに説明すりゃあ、封建制とはそういうものです。


あなたの書く作品が、舞台に王国や帝国を設定しているならば、その世界には、土地に縛られた、または、土地にこだわりを持った人々が、数多く存在しているということです。


さて、ここで質問です。


その国(王国でも帝国でもかまいません)では、最高権力者の食い扶持はどのようにしてまかなわれているのでしょうか?


1. 皇帝また国王の直轄領があり、そこから捻出されている。


2. 各地の領主に土地の出来高に応じた年貢を課しており、それによってまかなわれている。


封建社会を舞台とするファンタジー世界では、答えは、この二つのどちらかのはずです。


もし、1の場合なら、直轄領の作物出来高率は、国土全体の何パーセントを占めるのでしょうか?

この数字が、皇帝なり国王の権力の強さと、他の支配階級(豪族とか貴族とか、呼び名はなんでもいいです)との関係を決定づけます。

たとえば100パーセントならば、皇帝(国王)以外に土地の所有者は存在せず、貴族、豪族たちは、日本でいうところの「扶持」によって養われていることになります。
金や米、麦などを支給されているわけですから、現代のサラリーマンと似ています。

直轄領が100パーセントの場合、封建制ではなく、専制ということになりますが。

余談ですが、サラリーとは「塩」という意味です。
古代ローマでは、兵士の給料は塩で払われていました。
ですから月給のことを「サラリー」というようになったのです。


数字が下がるほど皇帝(国王)の力は弱くなっていき、40パーセントを切ったら、もはや、皇帝などでなく、実質は一豪族にすぎないでしょう。


なぜ、面積ではなく、出来高なのかといいますと、

土地の生産力=兵の動員力

だからです。


どれほど広大な土地を所有していても、ほとんどが石ころだらけの荒野では、人が食っていくことができす、当然、兵士を養うことなどできるはずがありません。

生産量の多い豊かな土地を所有するということは、強大な兵力をそろえられるということです。


またも余談ですが、日本の中近世において、出来高と動員可能兵力の関係は、

10000石で250人

でした。

この計算でいくと、有名な加賀百万石の前田家は、25000人もの兵力を動員できたわけです。

上には上がいます。関ヶ原の戦い直前の徳川家は300万石の大土地所有者でした。
動員兵力は75000人。実質的な天下人としてふさわしい数字でしょう。


皇帝(国王)の権威の大きさをどのあたりに設定するのか?

それは直轄地の生産量とそこから動員できる皇帝(国王)直属部隊の強さによって、おおむねはきまってくることを覚えておいてください。


全生産高の50パーセントが直轄領からあがり、のこりの50パーセントは、貴族・豪族たちの土地からあがる。
最大の貴族でも全生産高の20パーセントを超えない――つまり、皇帝(国王)の半分以下である。このあたりが皇帝(国王)の権威がそこなわれず、かといって、専制にも走らないボーダーラインではないでしょうか。


ご自分の作品において、最高権力者とその直下の階級者たちのパワーバランスというものを、1度考えてみてください。


ストーリー中には1度も出てこないことかもしれません。
でも、知らずに、考えておかずに書き進むのと、きっちりと設定を作りあげた上で書いていくのとでは、作品に通う血の量がちがってきますから。


次回に続きます。




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