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もう鼻血も出ません
2007-03-03-Sat  CATEGORY: 未分類
[小説家になりたい。なろう。なれます


続きです。


2. 各地の領主に土地の出来高に応じた年貢を課しており、それによってまかなわれている。


こっちのほうも考えてみましょう。


1のほうにくらべると、こちらかなり複雑です。


まず、皇帝や国王の直轄領のあがりだけではとても食えないので、各地の領主に食わせてもらっている、という場合。

このケースだと、皇帝(国王)の権威などあってないようなものですね。

各地に皇帝(国王)をはるかにしのぐ武力を有し、多くの土地と人民を支配する大豪族が割拠している状態のはずです。
日本の戦国時代や中国の三国時代を考えればわかりやすいのではないでしょうか。


豪族のなかには次の天下を狙う者もいるでしょう、ひとりふたりでなく、何人も。
彼らが反目し、けん制しあっているからこそ、皇帝や国王は、かろうじて存在できているということになります。

もし、大豪族たちが手に手を取りあって攻め寄せてきたら、皇室も王朝も、一夜にしてけし飛んでしまいます。

ですから、こういう状況においては皇帝(国王)は、きわめて政治的能力の高い者でなければ務まりません。本人が凡人でも、輔弼する家臣に有能な者がいれば可ですね。
政治的能力とは、言い替えるならば、

「狡猾」

ということです。

たとえば国内にA、B、Cという大豪族がいたとして、この3人を同盟させたり、協力させてしまっては、自分の首が危うくなります。
そこで、皇帝(国王)の名と権威をフルに活用して、A、B、Cを常に争っている状態に置いておく必要があるわけです。

ウソ、いつわりは日常茶飯事。裏切りもだましも平然とやらなければなりません。

そういえば、こうしたデスペラートな支配者を描いたファンタジー、読んだことありませんねぇ。
たとえば、漢の宣帝をモデルにした皇帝(国王)奮闘記など、なかなか面白いと思うのですが。


つぎに、直轄領からのあがりはそのまま備蓄にまわし、各地の領主の上納する年貢で食っている場合。


これだと先のケースと正反対になります。


皇帝の権威がおそろしいほど強大で、領主たちは唯々諾々として年貢を納めている、ということになりますから。

各領主が不正を働かないよう、検地は徹底的におこなわれるでしょうし、収穫の時期には皇帝(国王)直属の監察官が出来高の調査のために送りこまれてくるはずです。
それとは別で、皇帝(国王)の隠密たちが豪族の領地に入り込み、不正に対して目を光らせていることでしょう。

とはいっても、収税にかかわるフィールドで汚職や不正が生まれるのは、人間の持つ性ともいえます。
監察官や隠密のなかには、領主に買収され、本国にウソの報告を送る者もいるでしょう。
あるいは、不正の事実をつかんで、それをネタに領主を強請る者もあるかもしれません。

領主は領主で、検地をのがれるため、森や山の中にこっそりと開墾地を作ったり、金山銀山の存在を秘密にしておくかもしれません。
当然、こうした隠し財産を守るための警備は厳重になります。
警備の兵士には、許可なく近づいた者はすべて殺せ、という指令が与えられていると考えられます。


このケースでもっとも被害をこうむるのは、農民たちです。
というのも、領主たちの食いぶちだけでなく、皇帝(国王)の分まで収奪されてしまうからです。


ここで、質問です。


あなたの作品世界における、生産高に対する租税の割合はどのくらいですか?


租税は、六公四民とか七公三民などといわれます。
六公とは、生産高の60バーセントを、国や領主に取られてしまうということです。

現代風に言うなら、10万円の給料のうち、6万を税金で取られる、ということですな。


皇帝(国王)と領主の二重収奪の場合、七公三民が限界でしょう。

農民たちの暮らしは、おっそろしく貧しく、苦しいはずです。
これ以上奪われると、生きていくことができず、土地を捨て、離散してしまいます。
あるいは、流民と化し、暴徒と変わり、やがて革命の担い手となってしまう場合もあります。
帝政ロシアの末期、農奴たち姿を見れば、理解しやすいと思います。


そうそう、市民革命や農奴に手による自己身分の解放をテーマにしたファンタジーってありましたっけ? 私の記憶が確かならば、日本のファンタジー小説にはなかったはすです。


作品世界における租税率は、農民の生活(苦か楽か)を決定します。
農民が苦しむ世界は他の職業にも活気がなく、逆に農民が元気ならば、その世界は活力に満ちていることになります。
もちろん、国ごとにちがっていることもありえます。


あなたの作品世界の農民たちは、生き生きとしていますか?


さらに続きます。




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